住民票を『移すべき大学生』と『そうでない大学生』とは!?
こんにちは!
まち(@machi_living)です。
大学生活も4年目の僕が、昨日住民票を移してきました!
この記事では
- 『なぜ、(いまさら)住民票を移したのか』
- 『住民票を移す時の手順』
について、僕が実際に経験したことを基に、まとめておきます。
『新大学生』や『その親御さん』の参考になれば幸いです。
この記事でわかること
- そもそも住民票とは!?
- 住民票を移すことは義務!!
- しかし、移さなくてもよい場合がある
- なぜ今更住民票を移したのか!?
- 住民票を移す際に必要なコト
- 実際に行ったコト
- ちなみに(1):意外と身近なところで手続きができるかも!?
- ちなみに(2):マイナンバーカードについて
- ちなみに(3):国民年金について
- まとめ
- 追記(過料について)
そもそも住民票とは!?
住民票(住民基本台帳)は、個人の氏名や生年月日、性別や住所などを記録している国のパーソナルデータです。また、国民健康保険や国民年金などの行政サービスの基礎にもなっています。
住民票はあなた個人を特定するために必要な公的なデータです。
住民票を移すことは義務!!
市内or市外に関わらず、引っ越しを行った場合、住民票の異動は義務であり、住民基本台帳法で以下のように定められています。
- 転居をした日から14日以内に住民票の届け出を行うこと
- 正当な理由がなく届け出をしない場合は5万円以下の過料を科する
しかし、移さなくてもよい場合がある
正当な理由があれば、例外的に「住民票は移さなくていい」とされています。
住民票の異動が任意となるのは以下のような人です。
- 新住所に住むのが一時的な場合(1年以内に元の住所に戻る見込みがある)
- 定期的に実家に帰るなど、生活の拠点が異動しない場合
これは例えば、短期の単身赴任や進学などで引越しをした人が該当します。赴任期間や学生生活が終われば元の家に戻って生活をする見込みがあったり、週末に実家に帰るなど生活の拠点が元の住所にあったりする人は、必ずしも住民票を異動させなくてもよいとされています。
なぜ今更住民票を移したのか!?
大学生活も4年目の僕が今更、住民票を移した理由は以下の二つがあります。
- 住民票の登録住所が地元にあると、様々な手続きに時間がかかる。(親に迷惑をかける)
- 時間があるうちに仕組みを知っておきたかった。
その具体的な内容については以下で説明します。
1つ目:『面倒事の多さ』
一番の理由が『面倒事が多い』です。
僕が大学生活で感じたことは
- アルバイトで住民票の写しが必要な時に親を介すor地元に取りに帰る
- 自動車免許の更新時に地元に帰る
- 銀行等の口座開設時に書類が全て地元に届く(また開設時に必要な書類も地元まで取りにいかなければならない) etc.
パッと思い出しただけで、これだけあります。
アルバイト、投資など『なにかしたい!!』と思った時に、すぐに準備ができない「もどかしさ」を感じることになります。
また、都度親に頼まなければならない「煩わしさ」や、迷惑をかけることに対する「申し訳なさ」を何かあるたびに感じることになります。
2つ目:『知識・経験は宝』
2つ目の理由は
『大学生のうちに手続きの手順を知っておきたかったから』
です。
大学生が社会人に比べ圧倒的に自由に使えるモノは何でしょうか??
それは『時間』です。
昼間の時間(市役所や警察署などが空いている時間)が社会人に比べて自由に使えるという利点が大学生にはあります。
窓口が空いていれば、多少分からないことがあって聞いても嫌がられること少ないし、待っている人に迷惑をかけるということも減るでしょう。
また、就職を機に再び引っ越す際にも、「手順や仕組み、空いている時間帯」を理解していれば、忙しくなる時期にもスムーズに手続きをすることができます。
では、どのような異動手続きが必要なのでしょうか?
以下で説明します。
住民票を移す際に必要なコト
おおまかな流れを説明します。とても簡単で「市役所に2回行くだけ」です。
- 現在の市区町村の役所(引っ越しをする前の市区町村の役所)で「転出届」を提出し、「転出証明書」を受けとる。
- 引っ越し先の市区町村の役所で、「転出証明書」「転入届」を提出する。
以上です。
僕は全ての手続きを引っ越し先で行ったので、すでに地元から離れている人の手続きも簡単です。役所で職員さんに「転出届を出したいのですが」「転入届を出したいのですが」と聞けば教えていただけます。
実際に行ったコト
- 旧住所の市役所に電話を掛けて「転出届」を出したいことを相談。
→郵送で手続きできる事を知る。
→市役所のホームページから転出届をダウンロード・印刷、必要事項を記載し、身分証明書(運転免許など)のコピーを同封し郵送。
→後日、「転出証明書」が新住所に届いた。
- 新住所の市役所に電話を掛けて「転入届」を出したいことを相談。
→必要な書類は「転出証明書」「マイナンバー通知カード」「印鑑」「身分証明書(運転免許など)」
→以上のモノを持ち、市役所に行って、手続きをおこなう。
これだけでした。二箇所の市役所(新・旧)に電話を掛けて、
- 「手続きに必要なモノ」
- (あらかじめ提出書類に目を通していたら)「何を書いたらいいのかわからない事」
- 「他にも手続きができる場所はないか」←後述します。
を確認しておくと、スムーズに終わると思います。
ちなみに(1):意外と身近なところで手続きができるかも!?
僕は市役所で一連の手続きを行ったのですが、市役所の方に
「ここじゃないとこでも住民票の異動ができるよ!」
と言われました...(市役所まで5kmくらい)
市役所で案内されたのは
「リージョンセンター」(2kmくらい)
というところです。
『市役所まで遠いしなぁ...』
なんて思っているかたは、一度聞いてみたら、意外と近くで手続きが出来たりするかもしれません。
ちなみに(2):マイナンバーカードについて
ついでに、「マイナンバーの通知カード」から「マイナンバーカードに変えよう」
と思い、そのことについても聞いてみたところ
・郵送でしか、対応していない
・住民票を変えてから3日間は申請ができない
だそうです。
申請は少し期間を開ける必要があり(住所の書き換え等の行政の事情)、住民票の異動から3日間は時間を置く必要があるそうです。
実際にマインナンバーカードの申請を行なって発行したことを感想とともにまとめたのでコチラもどうぞ
ちなみに(3):国民年金について
住民票を移す際に役所の方が国民年金はどうなっている?と聞いてきて不安だったので、ついでに聞いてきました。
僕は「学生納付特例制度」を用いているのですが、どうやら市民課の職員さん曰く、記載されている内容に違和感があったようで、年金関係の窓口に行ってみてと案内されました。結果的に問題なく特例の対象になっているようでした。
また国民年金の学生納付特例制度に自動延長は無く、
大学院に進学する際にも、手続きを行う必要があるそうです。
院進学を考えている方の参考になれば幸いです。
まとめ
結論から言うと
『大学生は全員、住民票の異動をする(してみる)』
べきです!!!
理由はやはり
異動していないと『面倒なことが多い』ということです。
また、大学生は時間的にも有利なので、
日本で生活する以上、大学生のうちに一度は経験しておいて損はない
のかなと思います。
また、移さなくてもいい人は
『移す手間が、これからあるであろう「面倒事」よりも大きい人』です。
大学生活をどうするかは各個人の自由なので、あまり首を突っ込んだりしませんが、個人的には、大学生活で『何をするのかわからない』というような人は引っ越しと同時に、また今からでも移しておいて損することはないと考えます。
以上、『大学生の住民票問題』について語ってみました。
Twitterのフォローなどしていただけましたら幸いに思います。
また、一人暮らしで「買ってよかった物」「買わなくてもよかった物」についても記事を書いています。よければ参考にしてみてください!
あと最近脱毛に行ってきたのですが、時間のある大学生のうちにやっておけばよかったなと思うので是非読んでみてください。
machi-living.hatenablog.commachi-living.hatenablog.com
追記(過料について)
先日Twitterにて質問をいただきました。
『過料が発生したか?』とのことでした。
結論から言うと、僕の場合は発生しませんでした。
また、一般的に住民票を移さなかった学生に過料が発生することはないみたいです。現状、学生時代の住まいは一時的なものとしてみなされているかららしいです。一時的に学校の近くに住んでいると解釈され、住民票を移さなくても罰則はないみたいです。