金融・経済の基本1ー1
こんにちは!まち(@machi_living)です。
『景気』ってよく聞く言葉ですよね!
今回はそんな『景気』について
「そもそも景気って何?」って方も、なんとなく理解できるように纏めてみました!
主な経済・景気の指標
まず、景気の良し悪しの判断には以下の指標があります。
ざっと確認して、「景気とはなんだ!?」から理解していきましょう!
そもそも、『景気が良い』『景気が悪い』とは?
今は景気が悪いからなぁ...
最近は景気がいいね!!
こんな発言を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
そもそも景気が『良い状態』と『悪い状態』とは、一体どんな状態のことを指すのでしょうか?
『景気が良い』とは
簡単に纏めると以下のような状態の時を言います。
- 人々が生き生きと働き、多くのモノが作られ、世の中に出回っている。
- ものが多く売れ、会社にお金がたくさん入ってくる。
- さらに会社は工場などを建ててより多くの商品を作るので、さらにたくさんのモノが出回る。
- 会社が儲かり、そこで働く人の給料やボーナスも増える。
- 家や車などの高いものも売れる。
- モノを買い、ほかの会社も儲かるので、そこで働く人の給料も増える。
- 〜(以下ループ)〜
モノの売買が頻繁に行われ、お金の回りが良く、社会全体として発展し、豊かになっている状態のことです。
『景気が悪い』とは
景気が良い状態とは逆の状態です。
- モノが売れず、社会全体の活気がなくなる。
- 会社の売り上げも減る
- 働いている人のお給料も減る
- さらにモノが売れなくなります。
- 〜(以下ループ)〜
モノの売買が減り、とお金の回りが悪く、社会全体の発展が鈍くなっている状態のことです。
以上のことだけ聞くと、『良ければ良いだけいい』気がするが...
景気が良いと、給料も増えるが、モノの値段が高くなって買いにくくなったり、金利が高くなって住宅ローンなどのお金が借りにくくなったりします。また逆に、景気が悪いときも悪いことばかりではなく、給料は減りますが、モノの値段が下がって買いやすくなります。また、住宅ローンなどの金利も低くなるのでお金を借りやすくなります。
景気もバランスが大事で、悪すぎても、良すぎても弊害が出てきます。
政府や日本銀行は財政政策や金融政策などによって、物価や経済活動が安定し、持続的な成長が維持できるように、様々な政策を行っています。
それでは『景気を表す指標』についてみていきましょう!!
GDP(国内総生産)とは
GDPと三面等価の原則
経済活動は『生産→分配→支出』を繰り返します。
しかし、生産も分配も支出も同一の価値の流れを異なる面から見ただけなのです。
すなわち『生産=分配=支出』で、この事を「三面等価の原則」というのです。
経済成長率とは
景気変動指数とは
- 景気の状況を総合的にみるために、複数の指標を統合した景気指標のこと。
- 内閣府が毎月発表。
景気動向指数には、以下の3つがあります。
景気の判断には、「一致指数」が用いられられます。
景気動向指数には、
があり、現在は「CI」を中心に発表しています。
日銀短観(全国企業短期経済観測調査)とは
- 日銀が年4回、企業(上場、中小)に対して、現状と3ヶ月後の景気動向に関するアンケートを行い、それを集計したもの。
- 特に注目されるのが『状況判断DI』
状況判断DI=3ヶ月後、今よりも「景気状態が良い」と答えた企業の割合 ー 3ヶ月後、今よりも「景気状態が悪い」であろうと答えた企業の割合
マネーストックとは
物価指数とは
- ある分野について総合的な物価水準を指数によって、表したもの。
物価指数には以下の2つがあります。
まとめ
6つの指標の「種類」と「内容」を覚えよう。
どの数値を「どの機関」が「どんな頻度」で出すのか、頭の中で整理しておこう。
次回は
金融・経済の基本1−2「景気とその影響」
- インフレ、デフレとは?
- 景気、金利、物価、為替、株価の関係
について書きたいと思います。