金融・経済の基本1ー2
こんにちは!!まち(@machi_living)です。
今回は前回の続きになります!
前回の記事はコチラ(まだ見てないよ!って方は是非!)↓
今回の記事では
「インフレ・デフレ」から始まり、「金利」や「物価」など、用語が多いところですが、一つずつその意味と相互関係を確認していきましょう!
景気とその影響
景気には
[不景気→景気の拡大→好景気→景気の後退→不景気]
というサイクルがあります。
景気を2局面に分割する方法と4局面に分割する方法がある。
- 2局面:拡大期(不況→好況)、後退期(好況、不況)
- 4局面:拡大期(回復&好況(拡大))、後退期(後退&不況(縮小))
※回復と好況、後退と不況の判断が難しいため、4局面に分割することはあまりない。
(そもそも不景気・好景気って何?って方はコチラ↓)
まず『インフレ』『デフレ』について
インフレきつい...
デフレだから、たくさん買い物しようかな??
こんな発言を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
『インフレ』と『デフレ』について一度確認しておきましょう!
『インフレ』とは
一言で纏めると
『物の価値が上がり、相対的にお金の価値が下がっている状態です』
例えば、
ハンバーガーショップに行って今日はハンバーガーが1つ「100円」で売っていたとしましょう。
1ヶ月後、同じ店舗にいき、同じハンバーガーが1つ「200円」で売っていたとしたら、
『モノの値段が2倍(お金の価値が半分)になっている』
と考えることができるのです。この状態のことを「インフレ」と言います。
『デフレ』とは
デフレはインフレとは逆の状態のことです。すなわち、
『物の価値が下がり、相対的にお金の価値が上がっている状態です』
同じ例だと、
ハンバーガーショップに行って、
今日はハンバーガーが1つ「200円」で売っていたとしましょう。
1ヶ月後、同じ店舗にいき、同じハンバーガーが1つ「100円」で売っていたとしたら、
『モノの値段が半分(お金の価値が2倍)になっている』
と考えることができるのです。
この状態のことを「デフレ」と言います。
以上のことだけを聞くと、『デフレ』って魅力的だなぁ!と思う気がしますが...
「インフレ」「デフレ」について理解できましたか??
直感でデフレって素晴らしいなぁと思った方がいるかもしれません。
しかし、実はデフレには大きな問題があるのです。(現在日本はインフレを目指している。)
モノの価値が下がる、これが一体どういう状態か今一度考えてみましょう。
「モノの価値(↓)」
→「作り手のお給料が(↓)」
→「何か買いたいなって気持ち(↓)」
→「もっと安くしなきゃ売れない」
→「モノの価値(↓)」&「人件費削減、リストラ」
→(以下ループ)
どうでしょうか。何が問題か見えてきましたか?
これが続いた将来に「国の発展」は視えてきますか?
最初は「モノが安くなっていいね!」って思うかもしれませんが、長期的に見たときにまた感じ方が変わるのではないでしょうか。
※デフレになると、顧客が消費(モノを買うこと) を将来に先送りにするため、消費が停滞。
それに伴って、企業にはお金が入らなくなり、設備投資などが滞り、経済全体が停滞。
といった事も起きる。
『インフレ・デフレ』については理解できましたか??
次は『景気』『金利』『物価』などの「言葉の意味」と「その相互関係」について理解していきましょう!!
『景気』『金利』『物価』『為替』『株価』の関係
景気、金利、物価、為替、株価は相互関係を持ち、関連しながら動きます。
4つの関連性を取り上げます。以下で確認しましょう。
物価:モノの値段
為替:お金の値段
株価:会社の値段
『景気』と『株価』
まずは理解が簡単なところ、景気と株価についてです。
- 景気が良い(↑)→ 企業の業績良し(↑)→ 株価は上昇(↑)
- 景気が悪い(↓)→ 企業の業績悪い(↓)→ 株価は下落(↓)
直感的に理解ができると思います。
景気がいいから、株価がいいのか。
株価がいいから、景気がいいのか。
どちらが先かは分かりませんが、どちらが先でもいいのです。
『景気』と『金利』
これも理解しやすいと思います。
ちなみに、「お金を借りる人が増えること」を「資金需要が増した」と少しカッコよく言い直せます。
また、金利が高くなると、「それなら借りなくてもいいや」と思う人も出てくるため、資金需要がある程度で収まり、金利は一定の値に収まります。
『物価』と『金利』
景気と金利とほぼ同じです。
『為替』と『金利』
少し難しいですが、頑張りましょう!
為替と金利はまた別の記事を作ろうと思います。
「円高」「円安」とは
・「円高=円の価値が高い」 ということです。
すなわち、
「1ドル=100円」→「1ドル=90円」
になったとしたら、「円高」です。(1ドルが90円で交換できるようになった!)
・「円安=円の価値が低い(安い)」 ということです。
すなわち、
「1ドル=100円」→「1ドル=110円」
になったとしたら、「円安」です。(1ドルを110円で交換しなければならない...)
「円高→物価の下落」について
もう少し、掘り下げようと思います。
僕たちの手にモノが届くまでには多くの企業が絡んでいます。
今は分かりやすく「海外のA社→日本のB社→僕たち」とし、
A社の製品は「1ドルで売っている」とします。
〜円高(1ドル90円)の時〜
A→B(Aから90円で買う)→Bは儲けを考えて100円で売る。
〜円安(1ドル110円)の時〜
A→B(Aから110円で買う)→Bは儲けを考えて120円で売る。
円高の時の方が、物価は下落していることが見て取れます。
まとめ
経済状況を示す「言葉」と「その意味」をまずは覚えよう。
それぞれの関係性も覚えられたら尚良し!!
次回
金融・経済の基本1−3「金融の基本(金融市場とは)」
- 金融市場って何?
- 「金融政策」と「財政政策」
について書きたいと思います。
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