Soft APで研究室のパソコン経由でスマホをインターネットに接続した。
SoftAPの有効化:netsh wlan set hostednetwork mode=allow
SSIDの設定:netsh wlan set hostednetwork ssid=●●●●
パスワードの設定:netsh wlan set hostednetwork key=●●●● keyusage=persistent
SoftAPの実行:netsh wlan start hostednetwork
SoftAPの停止:netsh wlan stop hostednetwork
設定の確認:netsh wlan show hostednetwork
パスワードの表示:netsh wlan show hostednetwork setting=security
※windows 10ではモバイルホットスポットという機能が搭載され、使い勝手がよくなっている。
- 必要なだったもの
- 手順(全2ステップ: 1.コマンドプロンプトの操作, 2.共有に関する設定)
- 1 管理者のコマンドプロンプトを立ち上げる。以下、コマンドプロンプト内での動作。
- 2 ネットの共有に関する設定
- スマホ等の端末でアクセスポイントを探す
必要なだったもの
- インターネットにつながっているパソコン(Win 8)
- 無線Wi-Fi子機USBタイプ
※SoftAPとは
スマホのテザリングは、スマホのネット経由でパソコンがネットにつながること。それの逆で、スマホがパソコンのネット経由でネットにつながること。
手順(全2ステップ: 1.コマンドプロンプトの操作, 2.共有に関する設定)
1 管理者のコマンドプロンプトを立ち上げる。以下、コマンドプロンプト内での動作。
1.1 SoftAPの機能を有効化させる。
netsh wlan set hostednetwork mode=allow を入力。
1.2 SSIDを決める。
netsh wlan set hostednetwork ssid=●●●● と入力。
ただし、●の箇所は半角英数字。
1.3 パスワードを決める。
netsh wlan set hostednetwork key=●●●● keyusage=persistent と入力。
ただし、●の箇所は半角英数字、8文字以上。
1.4 Soft APの実行。
netsh wlan start hostednetwork と入力。
ホストされたネットワークが開始されたと画面に出たらOK。
ホストされたネットワークを開始できないと出た場合は何らかの問題あり。私の場合は、パソコンに無線対応のハードウェアが搭載されていなかった。
確認方法
netsh wlan show hostednetwork :ホストされたネットワークの状態「利用不可」であるかどうか
netsh wlan show drivers :僕の場合、子機を買って付けるまでデバイス無し的なことが出てきた。現状、デバイスマネージャー内にMicrosoft Hosted Network Virtual Adapter項目は無くても接続できている。
参考記事:
SoftAPのエラー対策: PC経由でスマートフォンを無線LAN(Wi-Fi)でネット接続できないとき- Windows 10
2 ネットの共有に関する設定
2.1「ネットワーク接続」か「コントロール パネル>ネットワークとインターネット>ネットワークと共有センター」を開く。
2.2 イーサネット(パソコンが接続されているネット)のプロパティを開く。
2.3 共有タブを開く。
この中の「ネットワークのほかのユーザーに、このコンピューターのインターネット接続をとおしての接続を許可する」にチェックを入れる。
その下のホームネットワーク接続については、SoftAPをスタートさせた時に追加されたローカルエリア接続を選択します。
さらにその下の、「ネットワークのほかのユーザーに、共有インターネット接続の制御や無効化を許可する」にもチェックを入れる。
ホームネットワーク接続が選択できない場合は、一度チェックを外して、OKでウィンドウを閉じて、再びプロパティでチェックを入れると選択できるようになる。
スマホ等の端末でアクセスポイントを探す
これで、スマホからアクセスポイントを探して接続できるようになっているかと思います。
また、パソコンをスリープ状態などに一度でもしてしまうと、コマンドプロンプトよりSoft APを起動し直さなければならない。
そのため、バッチファイルを作成して、そのショートカットをランチャーなどに登録しておくと便利である。
[cmd /c netsh wlan start hostednetwork]と、テキストエディタ(メモ帳など)に入力し、任意の名前を付け、拡張子を[.bat]又は[.cmd]として保存する。さらに、そのショートカットの「プロパティ」の「詳細設定」を開き、「管理者として実行」にチェックを入れておけば、なお便利である。
SoftAPを常時利用する場合は、このバッチファイルをタスクスケジューラでログオン時に「最上位の特権で実行する」等のタスクを作成することも考えられる。
参考にした記事
パソコンを無線ルータ化!?SoftAPを使いパソコン経由でスマホをネット接続する方法。 : 立ち止まったら即死亡